宮津青年会議所作成
地域イメージ映像
(2011年作成)

理事長所信

  1. はじめに
  2. 組織強化
  3. 明日のための会員拡大
  4. ひとがまちをつくる
  5. 心で繋がる交流
  6. むすびに
宮津青年会議所 第56代理事長 上野之浩
宮津青年会議所 第56代理事長 上野之浩

 はじめに

 2022年、我々一般社団法人宮津青年会議所は創立55周年を迎え、「Positive change~地域課題に立ち向かい よりよい社会を創造しよう~」をスローガンに掲げ、創立60周年に向けて一歩を踏み出した。我々はまちをよりよくしようと活動しているが、このまちには未来に向けて解決すべき課題が山積している。この課題に対して、我々が意欲と熱意を持ち、自主的かつ主体的に行政・まちを巻き込み、地域のために強いリーダーシップを発揮し活動していかなければならない。しかし、現在は当たり前が当たり前でなくなった時代を迎えている。2020年より始まった新型コロナウイルス感染症によるパンデミックによって今までの日常は消え去り、社会の様相は一変してしまった。withコロナからafterコロナへ時代が変わるように、我々青年会議所の活動も制限され大きく変化した。これまでの常識が通用しなくなるニューノーマル時代へと変化していく中で、私たちはこの時代をいかにして切り拓いていくかが問われている。

 組織強化

 毎年新たな組織で活動する青年会議所は、様々な役職があり、色んな経験もでき、個人の成長には有効である反面、毎年違った役職を受けるため、自分に与えられた役割を認識し確実に実行することが求められる。そのためには、個々がその役割の責任と重要性を自しながら活動しなければならない。そうすることでメンバー同士がフォローし合い、組織としての規律が保たれることを忘れないで欲しい。また、情報を共有し、メンバー間の繋がりを強化することで同じ志を持って組織の結束を高めよう。少ない会員数だからこそ人任せにするのではなく、普段から責任を持って積極的に行動し強い組織にしよう。

 明日のための会員拡大

 本年度はここ数年会員拡大に乏しきこともあり、1968年の宮津青年会議所設立以来最少人数でのスタートになる。人口減少に伴う影響、コロナによる業績悪化、若者の組織離れと様々な原因があると思う。そんな中でも地域のためにと活動している若者もいる。我々も各々理由は違えど、自己成長、自社の発展、地域のためといった様々なきっかけで入会している。人はひとりの力は小さくとも、仲間がいれば無限の力が発揮できる。そのためには同じ志を持った仲間を増やすことは必須である。そうして青年会議所は仲間と共に切磋琢磨し、想いを共有し、同じ志を持って持続可能なよりよいまちを創造していかなければならない。今までの歴史・伝統は大切だが、その時代に合った組織にするのが大事である。自分が得た学び、成長を真剣に伝え情熱を持って勧誘し新たな仲間を迎えよう。

 ひとがまちをつくる

 我々が暮らす宮津・与謝地域は人口減少、少子高齢化、地域経済の低迷、空き家増加などたくさんの課題を抱えている。そんな中、明るい豊かなまちを創造するために今大切なことは、この地域に住む住民一人ひとりが課題解決のためにまちづくりに興味を持ち、意を高めて行動していく事である。そのためには我々が知識や感性を遺憾なく発揮し、周りの意識をも変え、人の心を動かせる絶対的リーダーシップを持って、今まで我々の活動にご理解、ご協力いただいた行政、他団体、民間企業、学校などを巻き込んで課題解決に向けて連携を取る必要がある。本年度は2年前から計画してきた天橋立松並木内にある空き家改修事業を実施する。まちの発展に繋がるために若者と一緒に取り組み、知恵を出し合い、共に持続可能なまちづくりをしよう。

 心で繋がる交流

 我々の姉妹JCである台湾の大松山國際青年商會は、本年度創立40周年を迎える。また姉妹JC締結35周年でもある。これも偏に先輩諸兄姉が長期にわたり国際交流を継続し、国境を越えた友情を育まれてきたおかげである。我々はこの歴史ある友情関係を受け継ぎ、我々の時代の新しい友情関係を築いていかなければならないが近年は、コロナの影響でお互いの国を行き来できていない。その中でもSNS、Zoom等を活用した交流はしているが、実際に会って交流するのとでは大きな違いがある。今年は実際にお互いの国に行き、新しい友に出会い、異なる言語、文化と触れ合い、肌で感じる交流をすることで日本では体験できない経験と国際的な感覚・感性を磨いていこう。そして会の絆を深めるだけでなく、個人レベルでも心で繋がる交流をしよう。

 むすびに

 青年会議所の活動は40歳までしか出来ない。各々想いを持って入会して、人生においてその短い活動期間の中で人任せにするのではなく、いかに地域のことを真剣に考え、全力で行動し、青年会議所に誇りを持ち、仲間と共に成長し、この宮津青年会議所の55年という歴史に刻まれた伝統を重んじ守りつつも、時代に合った組織になるように変革して自ら全力で楽しみ、この困難な時代に立ち向かおう。我々がリーダーとなって持続可能な地域を創ることを目指し、今以上に地域において価値のある団体になるように全力で邁進しよう。


一般社団法人宮津青年会議所 2023年度基本方針
「基本理念」
守破離(しゅはり)  ~高い志を持って新たな時代をつくろう~

基本方針

  1. 常に高い志を持とう
  2. 何事にもチャレンジしよう
  3. 地域課題に全力で取り組もう
  4. 価値ある魅力団体に

事業計画

  1. 組織力の強化と規律ある組織運営
  2. 積極的な会員拡大
  3. まちの発展に繋がる若者との事業
  4. 姉妹JCや他団体・行政との積極的な交流
  5. 会員の資質向上に資する活動

委員会事業計画

【ひと・まちづくり委員会】

  • 全会員で行う積極的な会員拡大の実施
  • 持続可能なまちづくり事業の実施
  • 会員の資質向上に資する企画・事業の実施
  • SNSでの発信
  • 規律ある例会の開催
  • 出席奨励

【交流室】

  • 全会員で行う積極的な会員拡大の実施
  • 姉妹JC公式訪問の企画・実施
  • 姉妹JCとの交流事業の実施
  • メモリアルデーの実施
  • FTセミナーの実施
  • はまなすの発行
  • SNSでの発信
  • 規律ある例会の開催
  • 出席奨励

【事務局】

  • 全会員で行う積極的な会員拡大の実施
  • 組織強化に繋がる組織運営
  • 新年互例会の実施
  • 通常総会及び臨時総会の実施
  • 卒業式・褒賞授与式の企画・実施
  • 各種資料の作成・管理・配信
  • 3分間スピーチの実施
  • JC・他団体との各種連絡・調整・管理
  • SNSでの発信
  • 規律ある例会の開催
  • 出席奨励