理事長所信

　はじめに

　2018年に誘いを受け私はこの一般社団法人宮津青年会議所に入会をさせて頂き、はじめは何をしている団体なのか全く分からず活動を行ってきた中で、私の中で転換期となったのは委員長という役職を受け、まちのため、人のために私だったら何ができるのかを一生懸命考え協力し合いながら行動し、目指したゴールに向かう事によってこの宮津JCのあるべき意義というのを素直に感じた。そんな中様々な役職を務めさせて頂き、私がこの宮津JCに入会させて頂いてから6年という年月がたち理事長という役職をお預かりさせて頂いた。

　2024年度、宮津JCの担いとして、我々の住まうこの海と山に囲まれたこの宮津・与謝に何度も足を運びたい、このまちに住みたい・住み続けたいと思えるように、このまちの魅力を伝え、行動し挑戦し続ける事が宮津JCとしての意義であり、使命ではないだろうか。ただやみくもに行動するのではなく、目指すべきゴールに向かって、夢ではなく、理想をもって行動しなければならない。

　何をどうしたいか考える事は誰でもできる。だが声をあげ、行動することによって結果が生まれる。頭の中に描いた理想は自分にとっての最良の状態であり、現実にする事が我々青年としての使命である。

　組織力×会員拡大の強化

　会員数は全国的に見ても減少傾向であり、我々宮津JCにおいても、今のままだと存続が危ういのが現状である。ではどうすればいいのか。まずは我々の現状を変えるのが必然である。会員一人ひとりが、「やらされている」ではなく「やりたい」と思える組織運営でなければならない。会員一人ひとりの想いや、意見を尊重し、理想に向けて突き進んでいこう。次に「楽しい・面白い」と思える運営・JC活動が大事である。やはり何事にも楽しくなければやる効果は薄くなり、組織力も上がらない。この「やりたい」と思えるような組織運営「楽しい・面白い」と思える運営・JC活動を行えば、新入会員候補へのアプローチも変わり、賛同する仲間が増え会員拡大に繋がると考える。

　まずは我々から変革しよう。

　まち×創造

　我々の住まうこのまちにおいて、様々な課題があり、宮津JCとしても知恵を出し取り組んできた。その一つが、昨年行われた天橋立内にある空き店舗改修事業である。人と人が協同し、我々の住まうまちにおける課題を解決するために取り組んできた事業である。

　2024年度において我々の培ってきたこの経験を活かした上で、人と人とのつながりを大事にし、我々の住まうまちに住みたい・住み続けたいと思えるような魅力あふれる価値ある事業を創造しよう。

　皆で新たな価値を見出そう。

　心×交流

　我々の姉妹JCである台湾の大松山國際青年商會は、昨年度創立40周年を迎え、また姉妹JC締結35周年を迎えた。これもひとえに先輩諸兄姉が築き上げてきた賜物である。大松山國際青年商會においては多くのメンバーが加わり、我々宮津JCにとっても大松山のメンバーにおいても、姉妹締結の大切さを再認識し、紡いでいかなければならないと考える。そしてこの大切さを理解した上で国際人としての資質を養い新たな心と心で繋がる友情を築いていこう。

　そして昨今のコロナウイルスの影響により子どもたちを対象とした事業が途絶えていたが、文化や感性の違いに触れる機会を再開し、国際感覚を醸成できる機会を提供しよう。

心と心をつなげよう。

　むすびに

青年会議所に所属し、入会のきっかけは様々でも、青年会議所とは何かを知り「人のため・まちのため」と一人ひとりが様々な想いをもって活動をしている。そしてこの活動というのは個の想いからメンバーに、メンバーから我々の住まうまちへと意識変革をおこしていく。

まずは我々から2024年度のスローガン「理想を現実に」にあるように夢ではなくしっかりとした理想を掲げメンバーと共にひたむきに挑戦しつづけ現実になるようこの1年間邁進しよう。

～理想を現実に～