社団法人宮津青年会議所
「改進」天橋義塾の精神〜強き心を持って新たなる時代へ〜
宮津青年会議所って何だろう?
 ・宮津青年会議所とは
 ・理事長所信
 ・委員会方針
 ・組織図
 ・賛助会員
 ・会員企業紹介
本年度の事業紹介
過去の事業紹介
トップページへ
 

(社)宮津青年会議所
〒626-0041
京都府宮津市鶴賀2054-1
 Tel/Fax:0772-22-5203
 jcmiyazu@tiara.ocn.ne.jp
≫お問合せはこちら≪


理事長 井上 真哉
= 所信 構成 =
1.改進主義 2.人材ヲ教育シ、兼テ智識ヲ開発スル 3.産業ヲ興隆スル
4.公共ノ福利ヲ増殖スル 5.天橋義塾の精神

改進主義
 明治8年7月1日、明治維新後の自由民権思想の高まりを背景に天橋義塾はこの地に誕生した。その社訓第一条には、「本社ノ目的ハ改進主義ヲ以テ人材ヲ教育シ、兼テ丹後国民ノ智識ヲ開発シ、産業ヲ興隆シ、公共ノ福利ヲ増殖スルニアリ」と記され、丹後・丹波・但馬の自由民権運動の拠点として、地域活性化に大きく貢献しました。当時、自由民権運動への監視も厳しい時代の中、志高き若者たちの熱意は中央まで響き、天橋義塾は慶應義塾、立志社と並び、「日本三大義塾」とも呼ばれました。
 天橋義塾発足から135年が過ぎ、世界同時不況という大きな波は瞬く間に我々の住むこのまちまで飲み込み、そして今、時代は新たな苦境へと突入しました。閉塞感に満ちたこの現状に目を伏せ、虚勢を張ってみてもこれは現実なのです。
 我々はこの時代を生きる青年として、この現実に目を背けることなく正面から向き合い、改めるべきものをしっかりと見極め、地域の明るい豊かな社会実現のため一歩一歩進んでいかなければなりません。今こそ強き心を持って新たなる時代へ。
 
人材ヲ教育シ、兼テ智識ヲ開発スル
 我々はこの国に生まれ、この時代を生き、そして当たり前のように豊かな生活をし、当たり前のように教育を受けられます。しかし、その昔、教育とは一部の上流階級の特権であり、庶民には無縁のものでした。天橋義塾は教育の重要性を説き、庶民に教育を受ける機会を提供することで地域の発展に寄与しました。
 しかし、現在の子どもたちは本当の意味での教育の大切さ、すばらしさを理解できているのでしょうか。また大人たちも明確な答えを伝えきれているのでしょうか。教育とは生きていくための術であり、この時代を生き抜く強さを得るために学ぶのです。子どもたちが成長していく中で遭遇する様々な困難を大人たちが回避をさせるのではなく、子どもたち自身が乗り越えることの大切さを学ぶことこそが重要なのです。回避した困難はやがてまた訪れます。そのとき自らの力で一度乗り越えた困難は必ず前向きに捉え進んでいけるはずです。心の持ち方一つで新たな道を開いていけるのです。どんな時代でも前向きに捉え進んでいける強き心を育んでいきましょう。
 そして、我々自身も人間として、経済人として未熟であることを認識し向上していかなければなりません。求めさえすればどこまでも成長できる。もっと言えば生を終えるまで成長し続けられるのです。そのためにも一つ一つの経験を無にすることなく、観察力・洞察力をもって着実に自分のものにしていく必要があります。さらにはJC活動以外においても様々な場面で与えられた役割を全うし、地域に貢献しなければなりません。様々な経験をもとに確かな見識を養い、手段と目的を違うことなく本質を捉えた活動を一歩一歩着実に行っていくことが、新たなる同志が集うことにも繋がり、大いなる改進の力となるものと考えます。
 また、文明の進歩と共に世界経済はグローバル化し、それに伴い国民意識の違いを感じる機会が多くなる中、我々は価値観の違いを理解し発展的な関係を築いていかなければなりません。これはこれからの地域を担う子どもたちにも非常に重要なことであり、我々は少しでも多くの子どもたちに多種多様な国際社会・国際感覚に触れる機会を作っていかなければなりません。宮津JCには長年培った姉妹JCとのきずながあります。このきずなをJC内だけに留めるのではなく、地域に波及させていくことが、国際化時代に対応する人材の育成にも繋がり、ひいては国際平和にも繋がるものと考えます。
 
産業ヲ興隆スル
 今の日本経済は我々が夢を馳せた子どもの頃とは大きく違います。長引く不況のあおりを受け多くの企業が淘汰される現状の中、自己保身に走った企業は生き残るためにモラルさえ失い、企業の信頼のみならず社会全体の信用さえ揺らぐ問題に発展しています。そのような現状の中、企業のコンプライアンス、またCSR(企業の社会的責任)が強く叫ばれています。これらは何も難しいことではなく、企業人として当たり前のことです。大人として当然あるべき姿を見せないと子どもたちは将来に夢を見出せません。夢を持てる企業、夢を持てるまちを次代に引き継ぐため、変えるべきものは勇気を持って踏み込んで改善し、継承すべきものは断固とした決意を持って引き継いでいかなければなりません。そんな『強き心』が必要なのです。
 また、大きく移り変わる時代を背景に中央集権型の政治・経済も限界に達し、日本全国どこを取っても同じではなく、より個性を持った地域に生まれ変わる必要に迫られています。この地域は長い歴史とそれに培われた文化、そして世界に誇る自然景観が存在し、これらは無限の可能性を秘めています。個々の優れたものを最大限に活用し、発展的なまちの姿、発展性のある産業の創造を我々自身が提言していかなければなりません。夢のある活気あふれるまちを創造する為に強き心で踏み出していきましょう。
 
公共ノ福利ヲ増殖スル
 天橋立を中心とした歴史・文化・自然は世界に誇れる公共の宝であり、この宝は気の遠くなるような歳月を経て我々の世代へと受け継がれたものです。その魅力を増進し大切に守り伝えていくことが今を生きる我々に与えられた使命であると考えます。一昨年から続く天橋立世界遺産登録推進運動はそのためにも重要であり、さらに隠れた魅力や秘めた可能性を掘り起こし、内外に発信していかなければなりません。我々が住むこのまちの魅力は我々自身が高めるのです。
 また、住民起点のまちづくりのため我々が先進的に取り組み続けてきたマニフェスト型選挙推進運動は現在では定着し、国政においても各党ともマニフェストを作成した選挙が行われました。しかし、本来マニフェストには必須である財源確保の問題など苦い薬の部分が抜け落ち、政権を取るためのツールとされたような感は拭い去れません。我々が長く求めてきたマニフェスト型選挙の効果を得るためには今後も地道な活動が必要不可欠です。今年、我々の住む宮津・与謝では首長選挙が行われます。首長選挙はより身近な政策が盛り込まれることで住民にとって国政選挙より分かりやすく、マニフェストが実行されやすい環境です。この選挙においてマニフェストをさらに身近にし、候補者と住民との契約というマニフェストの意義を理解していただけるよう取り組んでいかなければなりません。
 さらに今後、我々青年会議所は公益法人として公共の利益に貢献しなければなりません。公共と言うからには一部の関心ある人だけでなく、全ての住民に届く活動や、それに伴う情報を提供するべきです。そのためにも様々な媒体を駆使し、見る側、聞く側、参加する側の立場に立って判りやすい情報発信に心がけなければなりません。また、事業の目的や担当する役割を整理した上で関係する行政や他団体とも積極的、かつ継続的に情報交換し、互いの理解を深めることが、まちづくりを行う上で大きな力となり地域の発展に繋がるものと考えます。
 
天橋義塾の精神
 我々、宮津青年会議所は42年という長い歴史を刻みながら、時代背景をくみ取り、常に進化と継承を繰り返してきました。それは変えるべきもの、変えてはならないものを見極め歩んできた歴史です。我々は今、責任世代としてその役割を担っているのです。変わることがないと信じられてきたことが次々と崩壊し、何が起こってもおかしくないような時代だからこそ我々青年は一歩先を見据え「熱い情熱」と「冷静な判断」をもって本質を見極めた事業を強き心を持って展開していかなければなりません。
 改進主義を掲げ、多くの同志とともに学び、そして宮津・与謝のみならず日本においても大きな影響を与えた天橋義塾の精神を胸に、理想のまちを創るために強き心を持って邁進していきましょう。



【 基本理念 】
【 基本方針】
  1. 強き心をもって理想のまちを掲げよう
  2. 強き心をもって挑戦しよう
  3. 強き心を育もう
【事業計画】
  1. 円滑なLOM運営と効果的な情報発信
  2. 姉妹JCや他団体との積極的な交流
  3. 次代を担う青少年の育成活動
  4. 地域の魅力を高めるまちづくり活動
  5. 住民起点のまちづくり活動
  6. 会員の資質向上と地域活性化活動
  7. 公益社団法人に関わる取り組み
  8. 社団法人日本青年会議所・近畿地区協議会・京都ブロック協議会事業への積極的な参加協力
【委員会活動計画】
 《 総務情報委員会 》
  • 新年互礼会の開催
  • 総会の開催
  • 内外広報誌の発行
  • 褒賞に関する事項
  • 卒業式の実施
  • ホームページの運営管理
  • 出席奨励
  • 会員拡大への積極的な協力
 《 交流渉外委員会 》
  • 姉妹JCとの交流に関する事項
  • 姉妹JCホームスティの企画・実施
  • 姉妹JCとの交流会議の企画・実施
  • メモリアルデーの開催
  • 家族間の相互理解に関する事項
  • 会員拡大への積極的な協力
 《 青少年委員会 》
  • 次代を担う青少年の育成事業の実施
  • 姉妹JCとの青少年絵画交流の実施
  • JCカップサッカー大会開催の協力
  • 会員拡大への積極的な協力
 《 まちづくり委員会 》
  • 地域の魅力を高める事業の実施
  • 天橋立の世界遺産登録に向けた継続的な取り組み
  • 宮津・与謝青年団体ネットワークとの連携
  • 会員拡大への積極的な協力
 《 地域の力創造委員会 》
  • 会員の資質向上と地域活性化に繋がる事業の実施
  • 新入会員研修の実施
  • 会員拡大の実施
 《 公益法人検討特別委員会 》
  • 公益社団法人取得に向けた検証と提案
  • 公益法人制度改革についての研修の実施
  • 事業の公益性の検証
 《 公開討論会実行プロジェクトチーム 》
  • 公開討論会の実施
  • 住民起点のまちづくりへ繋がる活動
Copyright(C)2010 Miyazu Junior Chamber International Japan. All Rights Reserved.