宮津青年会議所作成
地域イメージ映像
(2011年作成)

理事長所信

  1. はじめに
  2. 人の繋がりを活かした情報発信
  3. 未来へ向けたひとづくり
  4. 人の心を魅了するまちづくり
  5. 心が繋がる国際交流
  6. 住民起点の未来への選択
  7. 未来を共に創る同志
  8. 組織強化のための自己研鑽
  9. むすびに
宮津青年会議所 第51代理事長 今井浩助
宮津青年会議所 第51代理事長 今井浩助
 昨年、一般社団法人宮津青年会議所は創立50周年を迎え、新たな時代へと歩みを進めた。いつの時代も変わらない創始の想いと熱い情熱、時代に即して変えてきた未来へ向けた運動の発信。創立60周年に向けた運動指針「Action for the future 2017 ~仁財創世~」に則り、未来へ向けた確かな一歩を踏み出す。

 はじめに

 青年会議所は大人の学び舎と言われ、与えられた役職を全うする内に、まちの為、未来の為に必要な人として成長していく。私は、偶然ではなく必然的に出会った青年会議所という世界で、自分自身の為、時にはプライドや仲間の為に、目の前のことに全力で立ち向かった。活動する中で、自らがわからないことは知識を増やし、一人でできないことは仲間に頼り、気付けば自分自身の為のみならず、まちの未来の為に自分には何ができるのか考えるようになっていた。

 何かを成し遂げようとする時、今持っているすべての力を発揮し、全力で立ち向かわなければ目的は達成できない。目的に対して、成功するか失敗するかではなく、目の前の物事を真剣にやるかやらないかが、自らが成長できるかどうかの重要な分かれ道となる。その過程の中で、今まで経験したことのない物事を遂げた時、その知識や経験が自らの成長に繋がる。

 青年期という学び多き時期に青年会議所に出会い、活動に邁進することで得られる成長や仲間の存在は、人生において必ず財産となる。そして、自ら得た成長の力をまちの為、地域の為に遺憾なく発揮し、未来を創れる人へと進化しよう。未来を創るのは、我々青年の使命である。
 

 人の繋がりを活かした情報発信

 現在の社会は、一日に発信される情報量が膨大であり、多くの情報を得ることができるようになった。我々は未来を創る為に運動を通じて地域に発信をしているが、運動を効果的に広く発信する為にも、さらに共感を得られる情報発信をしていこう。

 まずは、青年会議所活動を地域住民に理解してもらい、我々の運動に対して共感を得られる情報発信を心掛けよう。そして、一つひとつの事業において会員間で目的と想いを共有し、その情報を地域内外に広く発信することで我々の運動に共感できる人を増やし、人から人へと伝播していく広範囲の発信を目指そう。

 人の心を動かし、共感を得られる情報発信をしよう。

 未来へ向けたひとづくり

 人は日々成長しながら自らを見つめなおし、必要な知識や多くの経験を積み自己変革していく。今からの未来を創るのは我々青年世代であり、その為には自らの資質を磨き、自己変革を繰り返しながら成長しなければならない。未来を創る人とは、いかなる困難にも立ち向かう勇気と、自らの知識や感性を遺憾なく発揮し、周りの意識をも変えられるリーダー的存在である。我々はそうなる為に、青年会議所で活動することで自らの力を育み、まちの未来の為に成長しなければならない。

 何かを変えるには、まずは自らが変わらなければいけない。自らが変わることで、周りもその姿を見て変わっていく。未来を創る力を得る為に、人の心を動かすリーダー的資質を磨き、周りの意識を変えられる人へと成長しよう。学び舎である青年会議所で活動に邁進することで、必ず人として大きく成長し、まちの未来にとって大きな力となる。

 刺激し合いながら互いを高め合い、未来を創る青年へと成長しよう。

 人の心を魅了するまちづくり

 海の京都構想や日本遺産認定など、近年地域の資源が認められ、国内外問わず多くの人が訪れる地域となった。新たに作られたものではなく、元々この地域にあった価値に注目したものばかりだ。我々は世界遺産登録推進運動をツールとして、10年間地域住民の郷土愛醸成と共に、誇りある価値を発信してきた。今後は、その価値を地域内外に広く発信し、人の心を魅了するまちづくりを推進していく必要がある。

 今まで掘り起こしてきた地域資源を守り伝えていく為に、人の心を魅了する観点を今一度見つめ直し、郷土愛溢れる誇りあるまちづくりを推進しよう。そして、この地域だからこそ感じることのできる魅力や価値を地域内外に発信することで、この地を訪れる人との触れ合いが生まれ、地域住民を生き生きとさせる、そんな心温まるまちづくりをしよう。

 人の心を魅了する、活気溢れるまちの発展を目指そう。

 心が繋がる国際交流

 大松山國際青年商會と姉妹JC締結を結んでから、本年度30年目を迎える。これも偏に先輩諸兄が国際交流を継続し、世界との友情を育まれてきたおかげである。国境を越えた友情関係は連綿と受け継がれ、毎年交流を重ねることで友情を深めてきた。この歴史の積み重ねは、会としての絆だけでなく、個人レベルの友情があるからこそ継続されている。世界と繋がる友情があることを誇りに想い、国際交流を通じて広い視野を持った多様な価値観を育める人へと成長しよう。

 新しい友と出会い、交流を図りながら互いを知ることで親しい友となり、共に過ごした時間が相互理解を育み、心と心の繋がった友となる。青年会議所の同志だからこそ初対面でも友情が芽生え、打ち解けるスピードははるかに速い。会としての友情を始め、個人レベルでの国境を越えた心の繋がる友情を、今後も育んでいこう。

 心友構築。新友から親友、そして心友へ。

 住民起点の未来への選択

 近年、若者の政治への関心が高まってきている中、本年度は一市二町で首長選挙が開催される。立候補予定者の考える政策や討論を聞き、住民一人ひとりが今ある課題解決のみならず、理想のまちの姿を考えるきっかけの年である。青年会議所として、住民一人ひとりが住み暮らすまちの未来を考えられる、未来へ向けた確かな選択ができる機会を提供したい。

 立候補予定者の生の声を聞くことで、住民がまちについて関心を高めると共に、住み暮らすまちの現状を理解しながら、政策について一人ひとりが意見を持ち、確かな未来への選択に繋げよう。

 政策本位の政治選択を推進し、住民起点のまちづくりへと繋げよう。

 未来を共に創る同志

 単年度制である青年会議所では、毎年役職を変えながら共に活動する仲間も変わり、仲間と共に切磋琢磨することで、互いを高め合い、人として大きく成長できる。人というのは、一人の力は小さくとも、仲間がいれば無限の力が発揮される。だからこそ青年会議所は、未来を見据えた議論を繰り返し、仲間と想いを共有しながら事業展開をしている。無限の可能性を秘めた大きな力が、未来を創る運動の発信力をさらに効果的にする為に、会員拡大は必須なのである。

 青年会議所で活動を共にした仲間は、人生において必ず助け合える、未来を創る仲間となる。強固な絆で繋がる青年会議所だからこそ、人との繋がりを育み、人生の仲間を増やそう。そして、地域に必要な未来を創る団体として、同じ志を持つ仲間を増やそう。

 人との繋がりを大切に想い、会員拡大に取り組もう。

 組織強化のための自己研鑽

 青年会議所には、自らが成長できる機会が数多く存在する。組織として活動する以上、会員一人ひとりが組織の一員である重要性を意識し、それぞれが個の力を高めることで、何事にも立ち向かえる強い組織となる。その為に、与えられた役職を全うする責任感を持ち、多くの知識を得ながら経験を積もう。そして、成長の機会である事業に率先して参加し、自らの力に変えよう。

 組織が強固になる為には、規律ある組織運営が重要である。青年会議所で一人ひとりが社会人として規律ある言動や行動を学び、日頃から他者に尊敬される人に成長しよう。誰から見られても恥じぬ、規律ある組織として自らを律しよう。

 自己研鑽することで、組織を強固にしよう。

 むすびに

 自分が変わらなければ何も変わらない。青年という限られた時間の中で、青年会議所活動を全力でやろう。自分が変われば周りが変わる、周りが変われば地域が変わる、地域が変われば未来が変わる。目の前のことに全力で立ち向かい、辛い時も苦しい時も、楽しい時もうれしい時も、仲間と分かち合い汗も涙も共に流そう。それができるのが青年会議所だ。そして、何かを成し遂げた時に見える景色を一緒に見よう。未来へ突き進む姿は、周りの意識も変え、必ず明るい豊かな未来を切り拓ける。

 未来を創るのは我々青年の使命である。一度しかない人生、全力で駆け抜けてみよう。その先にある未来を生きてみよう。

青年会議所は、成功は約束されていないが、成長は約束されている
青年の使命に全力で立ち向かえ
すべては青年の手にかかっている

一般社団法人宮津青年会議所 2018年度基本方針
「基本理念」
一意専心 ~挑戦によって得られる自らの成長を楽しもう~

基本方針

  1. 自らの成長の為に全力で挑戦しよう
  2. 未来を変える為に自らを変えよう
  3. 自らの力を未来の為に使おう

 

事業計画

  1. 自己変革へのひとづくり事業
  2. 未来に向けたまちづくり事業
  3. 個の力を集結させた組織強化と規律ある組織運営
  4. 共感を持てる効果的な情報発信
  5. 姉妹JCや各地会員会議所、他団体との積極的な交流
  6. 未来を創る同志を増やす会員拡大と新入会員育成
  7. 住民起点のまちづくりの為の公開討論会の実施
  8. 公益社団法人日本青年会議所、近畿地区協議会、京都ブロック協議会が主催する事業への積極的な参加

 

委員会事業計画

【総務広報・拡大委員会】

  • 共感を持てる効果的な情報発信の実施
  • 活動を広める内外広報誌の企画・発行
  • 通常総会及び臨時総会の実施
  • 未来の為の会員拡大の先導・実施
  • 卒業式の実施
  • 組織強化・自己成長の為の全力活動

【未来創造まちづくり委員会】

  • 未来へ向けた世界遺産登録推進運動の実施
  • 未来の為の会員拡大の実施
  • 組織強化・自己成長の為の全力活動

【人財育成ひとづくり委員会】

  • 自己変革による自己成長へのひとづくり事業の実施
  • 絵画交換事業の実施
  • 3分間スピーチの実施
  • 未来の為の会員拡大の実施
  • 組織強化・自己成長の為の全力活動

【交流実践委員会】

  • 姉妹JC公式訪問の実施
  • メモリアルデーの実施
  • 姉妹JCホームステイの企画・実施
  • 姉妹JCとの交流に関する事項の支援・実施
  • 対内外事業への出席奨励
  • 未来の為の会員拡大の実施
  • 組織強化・自己成長の為の全力活動

【公開討論会実行プロジェクトチーム】

  • 公開討論会の実施

【事務局】

  • 新年互礼会の実施
  • FTセミナーの実施
  • 各種資料や議事録作成・会議設営
  • 組織強化に繋がる組織運営
  • 防災や各種案内に関する連絡窓口
  • 組織の財務管理
  • 対内外事業への参加を促す出席奨励